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呼吸器内科

担当医師

氏名 専門分野 所属学会・資格等
診療部長 東條泰典 呼吸器内科一般/結核・抗酸菌感染症 日本内科学会総合内科専門医/日本呼吸器病学会呼吸器専門医/日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医/日本結核病学会結核・抗酸菌症指導医/インフェクションコントロールドクター
医長 田所明 呼吸器内科一般 日本内科学会認定内科医/日本呼吸器病学会呼吸器専門医/日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医

呼吸器内科の概要

呼吸器内科は、東條泰典、田所明の2名で診療しており、その診療内容は政策医療としての結核診療と、呼吸不全、肺感染症、慢性閉塞性肺疾患、びまん性肺疾患、肺癌などを中心とした一般呼吸器診療の2本柱で行っております。呼吸器内科外来は月・水曜日午前は東條、火・金曜日午前は田所が担当しており、木曜日午前中に気管支鏡検査を行っております。一般呼吸器疾患は60床ある各科共通の一般急性期病棟で入院加療しており、結核はユニット化された20床で入院加療しております。

結核診療

結核は徐々に減少傾向にあるとはいえ、我が国で最大の感染症であることは変わりありません。結核病床を持つ病院が県内に少ないこともあり、当院は香川県の最終拠点病院としての役割を担っており、呼吸器内科医師1名が日本結核病学会結核・抗酸菌症指導医の資格を有しております。そのため県内全域から患者様紹介、相談があります。結核診療はインターフェロンγ遊離試験(IGRA)*1や新薬の登場、多剤耐性菌の問題など新しい話題が出てきており、まさに古くて新しい疾病といえましょう。また、患者様の高齢化が進んでおり様々な合併症に悩まされることも少なくありません。そのような中、患者様の診断、治療はもちろんのこと、看護師主導によるDOTS(directly observed treatment short-course)*2、薬剤師による薬剤指導、栄養士による栄養指導、保健所との連携や月1回の保健師を交えたカンファレンスなどチーム医療で対処しています。

  • *1:結核感染によりリンパ球からインターフェロンγが遊離されることを利用した結核感染の検査法
  • *2:1995年にWHOにより提唱された、DOT(直接服薬確認療法)を主軸とする包括的な結核対策のこと

非結核性抗酸菌症診療

非結核性抗酸菌症は結核とは相反して近年増加傾向にあります。これは高齢者の増加、糖尿病など免疫力の低下した患者様の増加、健診発見例の増加が原因と考えられています。症状や画像は結核と類似することがありますが、結核とは治療方針が異なること、感染対策上も結核との確実な鑑別が必要です。当院では喀痰検査、気管支鏡検査などを駆使して、非結核性抗酸菌症の正確な診断を行っています。治療は同定した菌種と菌量、画像上の進行度などを勘案して適切なタイミングで行っています。
排菌のある結核患者様はもちろんのこと、結核が疑われる患者様、判断に迷う患者様、非結核性抗酸菌症患者様など、当院地域連携室にご連絡いただければ、迅速に対応いたします。お気軽にご相談ください。

一般呼吸器疾患診療

一般呼吸器疾患は、市中肺炎、誤嚥性肺炎を中心とした肺炎の患者様数が最も多くなっています。肺炎患者様は高齢者が多く、時に重症化することがあります。急性期にはICUに準じる様な集中的な治療を行い、また慢性期には嚥下造影検査(VF)による嚥下評価に基づき、食事形態の検討や栄養投与経路の検討、嚥下リハビリや呼吸リハビリなど家庭復帰や施設入所を念頭に置いた治療を行っています。当院では、医師や看護師、言語聴覚療法士、理学療法士、ソーシャルワーカーなど多職種にわたるチーム医療を行うべく、週1回の呼吸器カンファレンスを通じて意思疎通を図っています。慢性閉塞性肺疾患(COPD)は近年増加傾向を示しており、当院でも多数の患者様が通院しています。最新のガイドラインに沿い、診断と治療を行っています。病状の進行や急性増悪時には、入院の上在宅酸素療法(HOT)導入や非侵襲的陽圧換気導入、多職種による呼吸リハビリテーションや患者様教育などを積極的に行っています。間質性肺炎を代表とするびまん性肺疾患も当科で診療を行っています。画像的診断(HR-CTを含む)のみならず、気管支鏡による気管支肺胞洗浄(BAL)や経気管支肺生検(TBLB)なども駆使し、診断治療を行っています。肺癌は今やわが国の癌死因第1位であり、今後も増加が予想されます。当院では呼吸器外科や放射線治療機器がありませんので集学的な治療は行えないのが現状です。しかし、肺癌が疑われる胸部異常影に対して当院で可能な画像検査や気管支鏡検査を駆使して診断を行っています。肺癌と確定診断がついた患者様に対しては、患者様や家族の希望に沿って香川大学医学部附属病院など集学的な治療が受けられる施設に紹介しています。また、進行肺癌で手術や放射線療法が適応でない場合、全身状態が悪く積極的な治療が受けられない場合は当院で化学療法や緩和療法を行っています。

以上、当院呼吸器内科での診療内容を簡単にご紹介させていただきました。上記以外にも呼吸器内科疾患全般に対応しておりますので、当院地域連携室へご相談ください。

呼吸器カンファレンス
呼吸器カンファレンス

2病棟スタッフと
2病棟スタッフと

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睡眠時無呼吸症候群検査(SAS)の実施について